第1章:SES正社員とは?仕組みやメリット、未来の選択肢について
SES正社員とはそもそもどういったものでしょうか?
「SES」はSystem Engineering Service の略です。
この概念をよりわかりやすく表現すると、
- 入社した会社とは別の会社に勤務する正社員
- プロジェクトごとに指定された会社へ転々と勤務する正社員
- 常駐型の正社員
といった形が挙げられます。
皆様の中には、学生時代のアルバイトなどで派遣のお仕事をした経験がある方なら気づくかと思います。
SES正社員のビジネスモデルはその派遣業と非常によく似ています。
それでは、派遣とSES正社員の仕組みを図で比較しましょう。
派遣・SES正社員の比較

SES正社員という働き方では、入社した会社に出社することは基本的にはありません。
派遣社員と同様に、契約した会社とは別の会社で勤務します。
そして、プロジェクトが終了すると次の配属先企業に出社することになります。
このサイクルが繰り返されます。
SES正社員のビジネスモデルはその派遣業と非常によく似ています。
SES正社員のメリット
SES正社員企業は採用人数が多いため、SES正社員からITキャリアをスタートする方が多いんです!
収入が上がりやすく、将来性があり、働き方も多様なIT業界。
SES正社員は、ITの仕事を始めるきっかけを与えてくれる、ありがたい存在と言えます。
しかしながら、一方で、一生働き続けたいと思えるSES正社員企業は非常に少ないようです。
多くの方が転職をし、その際にまたSES正社員を選んでしまうと、数年おきに転職を繰り返さざるを得ないループに陥ることが多いと感じています。
私は、最初から2、3年はSES正社員として働き、その後「SESフリーランス」へと転職するという選択肢を提唱しています。
荒川 慧収入も上がり未来の選択肢も増える、まさにITキャリアの黄金パターンだと自信を持って言えます。
IT業界の正社員は、他の業界とは性質が大きく異なるのが特徴です。この特殊な「SES正社員」が、IT業界においてどれくらい存在するのかを次章で見ていきましょう。
第2章: IT業界の特殊性とSES正社員の関係
自社開発企業の正社員: SES正社員ピラミッド


上記の要素を含むイメージ図を見ていただくと、驚くべき事実が明らかになります。
それは、IT業界では、派遣によく似たSES正社員として働く人が大半を占めているという事実です。
それが当ブログでは、SES正社員を起点に、その実情と解説をして参ります。
IT業界における正社員の働き方は、他の産業と比較して見ると、ほとんどが派遣によく似た形となっています。



まず、このIT業界がどれほど「特殊な業界」であるかという認識を共有したいと思います。
その特殊性というのは、「転職」という言葉の意味それ自体にも影響を及ぼしてるんです。
次の章では、一般の正社員転職とはどのように異なるのかについて詳しく説明していきます。
なるべくわかりやすく図解していますが、眠くなってしまう内容です。
第3章: IT業界におけるSES正社員の転職事情とは?
IT業界におけ転職の目的とメリット
以下の図をご覧いただきたいです。


この図をもとに、SES正社員からSES正社員への転職をする意味を解説します。
この転職の主な目的は、勤務する案件(つまり仕事内容や勤務地)をA社の案件αから、B社の案件Zに変えることです。
もし、再度案件を変えたいと感じた場合、そのために所属企業をB社からC社へ変えるために再度転職を行います。
一見すると無意味に思えるかもしれませんが、このような転職がIT業界では繰り返されているのです。
しかし、これは一時的な応急措置でしかありません。
本質的な改善は期待できません。
なぜこのようなことをしているのか、IT業界外から見れば不思議に感じられるかもしれません。



そういうものだと思ってました、、
そこで、SES正社員からSES正社員への転職のメリデメをまとめてみたいと思います。



これらの要素を客観的にまとめると、SES正社員からSES正社員への転職の意味は「案件を変えるために転職する」ことと、「しかし年収はあまり上がらない」という二つの要素が主となります。
この負のスパイラルがIT業界では繰り返されがちです。
「案件を変えるために転職を重ね、年収は思うように上がらない」
この状況にあり、素晴らしいスキルと経験をお持ちのSES正社員の方々を、私たちは数多く見てき ました。
それゆえに、私は「転職するならSESフリーランス!」を提唱します。
これにより、もう案件を変えるために転職をする必要はありません。
スキルと経験に応じた正当な評価としての年収を受け取ることができます。
第4章: SESフリーランスへの転職
SESフリーランスへの転身は「独立」より「転職」に近い
「フリーランスになる」と一言で言っても、そのハードルは高いように感じられますよね。
しかし、SESフリーランスという選択肢は、独立よりも「転職」に非常に近いと言えます。


図をご覧いただければ分かるように、SES正社員からSESフリーランスへの転職というのは、以下のような違いがあるだけです。
SES正社員: 会社に所属して案件に常駐する。
SESフリーランス: 会社に所属して案件に常駐する。
つまり、働き方自体は正社員とほぼ変わりません。
週5勤務で安定しています。それならば、なぜこれを「フリーランス」と呼ぶのでしょうか?



いやいや、、
フリーランスっていうとかなりレベル高いイメージがありますが、、



そんなことないんです。説明しますね!
その答えは、「契約形態」にあります。
SES正社員は「雇用契約」で会社に所属するのに対し、SESフリーランスは「業務委託契約」で会社に所属(契約)するためです。
業務委託契約という形態のため、税務上は個人事業主となります。
しかし、税金や確定申告に関しては全くご心配いりません。
詳細については第14章で説明しますので、お待ちください。
まずは、「転職」よりも「独立」に近いというイメージを持っていただければと思います。
それでは、「フリーランス」とは何でしょうか?一言でフリーランスと言っても、実は2種類存在します。
私たちは、「SESフリーランス」と「完全フリーランス」という2つのカテゴリーに分けて考えることをおすすめします。



僕もここを理解するまでは少し不安でした。
これらについては、後ほど詳しく説明します。
第5章: 完全フリーランスのメリデメ:自由な働き方の実態
まずは、完全フリーランスの特徴から詳しくご説明いたします。
出社なし: 仕事場は自宅、カフェ、旅行先など、自由に選ぶことが可能です。
成果物に対する報酬: 時間ではなく、作成した成果物に対して報酬が支払われます。
高い報酬: 月単価100~300万円と、一般的な雇用形態に比べて高額な報酬が見込めます。
高いスキルが必要: 個人に依頼されるためには、一定以上の高いスキルが必要となります。
個人で仕事を受注する必要あり: サポートがない状況で、自身で仕事を受注しなければなりません。
人脈や営業力も大きく必要: ITスキルだけでなく、人脈や営業力なども重要な要素となります。



フリーランスと聞くと、「大変そう」「高いスキルが必要そう」「自分のスキルでは無理そう」って感じます。



確かに、一般的にはそのようなイメージを持たれてますね。



でもそのイメージは完全フリーランスの方を指してると思いますよ!
SES正社員とSESフリーランスは非常に似ていますが、対して完全フリーランスは全くの別物です。
その理由は、スキルや経験だけでなく、仕事を受注するための人脈や営業力なども必要となるからです。
なお、当ブログは完全フリーランスを推奨するものではありませんので、ご安心ください。
ただし、完全フリーランスを目指す場合には、まずSESフリーランスという選択肢も考えられます。
スキルアップや税務知識を身につけて、徐々に完全フリーランスに移行するという方法もあります。
これまでの説明を踏まえて、次にSES正社員、SESフリーランス、そして完全フリーランスという3つの職種を比較する表をご覧ください。
第6章: 3つの職種を比較する



それぞれの職種について、具体的な特徴や違いを比較した表を2つご紹介します!
比較表①


比較表②


SESフリーランスは、SES正社員と完全フリーランスの間に位置する存在です。
これらの職種はそれぞれ異なる特徴を持つため、自身のスキルや働き方に合わせて選択することが大切です。
次の章からは、SESフリーランスの詳細について、【section2】で1つずつ解説してまいります。








